校長あいさつ

令和7年度のスタートに当たって

校長 三島 公夫

 

 春のやわらかな日差しを身体全体に受けながら校庭に立っていると、甘く爽やかな花の香りが漂っていることに気が付きます。三室小学校では今、桜が満開となり、子どもたちが育てたチューリップやパンジーなど、色とりどりの春の花が咲いています。本日は、お子様の進級、入学、誠におめでとうございます。今年度は、児童数899人、学級数34学級、教職員数64人でのスタートです。

 わたしたちは生きていく中でたくさんの人と出会いますが、その出会いの大切さについて述べた言葉があります。書家であり詩人でもある相田みつをさんの「その時の出逢いが その人の人生を 根底から変えることがある よき出逢いを」という言葉です。わたしたちは人との出会いを繰り返しながら成長していきます。場合によっては、その中でたった一人の人との出会いが、人生を変えることもあります。今年も色とりどりに咲く春の花の香りに誘われて、出会った仲間や教職員が子どもたちにとって一生の宝となるような教育活動を展開しようという決意が湧いてきます。

 令和7年度のスタートに当たり、今年度の学校経営方針についてお知らせいたします。

 

 学校教育目標
  自ら学び 心豊かに たくましく生きる 児童の育成

 

 また、今年度から「喜んで登校、満足して下校」をキャッチフレーズとして掲げます。

 今、社会は変化・変革の真っ只中にあります。将来の予測が困難な時代とも言われています。そこで、そのような時代をしっかりと生きていける力を育成できるよう、重点をおく4つの事項を定めました。

 

1 学ぶ楽しさが実感できる「本気で学ぶ」授業を創造する

2 児童一人ひとりのよさを生かし、「自己実現を図る力」をはぐくむ

3 「喜んで出勤、満足して退勤」する教職員、学校づくりを強力に推進する

4 「地域とともにある学校づくり」を推進し、未来社会を切り拓く

 

 特に、「本気で学ぶ」子どもたちを育てることに注力していきたいと思います。「本気で学ぶ」とは、自分で学びを進めることができる、学校での学びを日常生活や人生に生かすことができる、学ぶ意義を見いだすことができる等を目指す学びです。このような学びを実現し、子どもを主語にした教育活動が溢れる学校、そのために常に切磋琢磨する教職員集団でありたいと思います。

 三室小学校のすべての子どもたちが、毎日、満足感や達成感を味わいながら自分の「思い描く幸せ」を実現する力を身に付け、そのことが保護者、地域、教職員のWell-beingにつながる学校づくりを目指してまいります。令和7年度も引き続き、保護者、地域の皆さまのご理解と温かいご支援をいただきますようお願い申し上げます。

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